いつもは漫画について書いていますが、今回初めて映画について書こうと思います。
最初だから、一番記憶に残っている映画を…と思いこの映画を選びました。
この映画は私が小学2、3年生の時に観た映画で、当時はトラウマになってしまい飛行機の音がするものならば、机の下に隠れておりました。(母親の話によると、恐怖のあまり泣きながら…だったそうです)
それほど衝撃的な映画だったのです。
今回書くにあたって、少し調べてみたのですが…この映画って実話だったんですね。
しかも、事件後の母親の悲しい最期…。子供が死んだことも知らず、子供のためにと耐え抜いた壮絶な闘病生活…
幼い頃はただただ恐くてトラウマになってしまっただけでしたが、大人になってからは違う感情が沸いてきます。
↓これは原作の絵本です。
あらすじ
1977年。お転婆で気の強い少女「かおり」は、隣の家に住む兄弟「ユー君」と「ヤス君」ととても仲が良く、傷ついた鳩を3人でお世話をしていた。
しかし、そんな幸せな日常が一瞬で壊される事件が起こる。
それは、かおりの運動会の日。母親と家にいたユー君とヤス君の耳に突然、心臓が飛び出るほどのけたたましい音が。
その音の正体は、滑空をしていた米軍厚木基地のファントム戦闘機だった。やがて機体は兄弟の家の近くに墜落。一瞬で火の海と化した住宅一帯…。
すぐに自衛隊のヘリが救援にくるものの、助け出されたのは墜落前にパラシュートで脱出した米軍パイロット2名だけだったのだ…。
感想
今でも忘れられないシーンが全身包帯で巻かれた幼い子供たちの姿。
そして、火だるま(赤かった記憶があるので火だるまだと思うけど、もしかしたら流血かもしれません)になりながらも、子供を抱えて外へ出てきた母親。
あまりにも衝撃的なシーンで大人になった今も忘れることができません
。正直に言うと、小学生の時にではなく大人になってから観るべきだった…というのが本音です。
何故なら、まだ子供だった私にとって、ただただ「飛行機って恐い」というトラウマにしかなりませんでしたが、大人になってからだったら…この映画が伝えたいことを考えることができたので。
最後に…この事件により幼い2人の命が奪われてしまいます。
タイトルの「パパママバイバイ」は長男であるユー君の最期の言葉。
弟のヤス君もまた、病室で励ましてくれている父と「はとぽっぽ」を歌いながら亡くなってしまいます。
後半は涙なくしては観られない映画ですし、古い映画ですがぜひおすすめしたい1本です。