この再会がユリと獅郎を引き離す「青の祓魔師23巻」ネタバレあらすじ&感想

実際に読んだ漫画や観た映画・アニメなどのレビューです。本ページはプロモーションを含みます。

 

22巻に引き続きユリ(燐と雪男の母)と獅郎、そしてサタンの過去の話です。

 

掴んだ手を自分から離してしまう獅郎の表情が切ない…

 

そんな23巻のあらすじと感想(ネタバレあり)です。

 

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あらすじ(ネタバレあり)

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メフィストとともに過去へとやってきた燐は、ユリと獅郎をハラハラしながら見守っていた。

 

昨日の一件で

 

二人はどうなってしまうんだ!!

 

と不安になっていた燐だったが何とか仲直りした様子でホッとする。

 

しかし、ホッとしたのも束の間。

 

次に燐が見たものは、ユリと獅郎の運命を大きく変えてしまうものだったのだ。

 

それはセクションでのできごと―――セクションで燐は獅郎に似たある実験体に目を奪われる。

 

「誰だ?親父に似てる…実験体の人か…」

 

しかし、その目には見覚えがあった。この目は……!

 

「!!?サタン!!?」

 

そう、この瞬間初めてサタンが受肉したのだ。

 

しかしうまく憑依定着ができず、この時誰も気付けなかったのだとメフィストは言う。

 

そしてこう続けるのだった。

 

「サタンが完全に受肉するまで9年かかります。とっとと先に進みましょう」

 

「9年!?」

 

「そうです。ここからサタンは9年にわたって、この験体に幾度も受肉を試みています」

 

――〝偏に風の前の塵に同じ〟永遠に同じものはない――

 

そして9年後。

 

ついに完全受肉した未知の悪魔(サタンのこと)は魔除けで拘束されていたが、圧倒的な力で脱走する。

 

その理由とは…ユリに会うためだった。

 

一方ユリは、帰宅してからもやらなくてはいけない仕事が残っていたため、帰路を急いでいた。

 

すると、ペタペタと背後から聞こえる足音が。

 

「…誰?」

 

警戒しながら振り返るユリ。すると突然、獅郎に似た何者かが追いかけてきた。

 

「!?何?来ないで!!」

 

ついに追いつかれてしまったユリは必死に抵抗しようとする。

 

しかし…

 

「う…うぃ…う…り…うゅ…ゆり」

 

名を呼ばれて目を見開くゆり。まさか…そんな…

 

「隣火…?」

 

そう、実験体に受肉した未知の悪魔は、かつて一緒に遊んだ燐火だったのだ。

 

この再会を機にユリは未知の悪魔(サタン)の監視役となる。しかし、それは想いあう獅郎とユリ…二人を引き離すものだった―――…。

 

 

感想(ネタバレあり)

ユリは獅郎に好きだと言っていたけど、獅郎はなかなか素直になれずにいました。

 

でも大切に想っていることは伝わってくる。

 

ユリがサタンを説得するため、セクションへの侵入をする直前…「じゃあね!」と笑ったユリの手を引き、引きとめようとした獅郎の表情が切ないのです。

 

それでもその手を離してしまい…自分の手を握り締める姿も。

 

そうそう、6巻~7巻くらいで勝呂の実家の話で降魔剣が出てきたのを覚えていますか。

 

今回それが出てきます。

 

降魔剣はユリを救うために必要だったことが初めて明らかになります。(ユリが宿したサタンの子は殺すことになってしまいますが)

 

なんであの時、あんなに必死に獅郎が探していたのか…その理由が分かるとなんだか余計に切なくなりました。

 

最後に、22巻~23巻を読んで…燐と雪男の名前はサタンと獅郎からきてるのではないかな…とふと思いました。(そういう描写があったので)(引用元:加藤和恵「青の祓魔師」より)