とある事情があって、イケメン×冷酷な敵国の皇子「黒龍公」に嫁いだ「フェルディア」。
さっさと嫌われて、母国に帰る予定だったのですが、到着して早々に殺されかけます。
このままでは嫌われる前に殺されてしまう!と身の危険を感じるフェルディア。
しかし…実は実は…これには深ーーい事情が!!
初恋の人にようやく会えたのに、事情があって冷たくするしかなかった冷酷な「黒龍公」。
解決した後の黒龍公に胸きゅんでした!
では、あらすじと感想を書いていこうと思います。
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あらすじ
どうして 私はただ花嫁として嫁いで来ただけなのに…どうして殺されかけてるのー!!?
好きなものはお金、趣味は野菜の値切りという孤児院で暮らすフェルディア。
29つの仕事を掛け持ちをしているフェルディアにとって、もっとも割りの良い仕事とは…
「ねぇ…フェルディアちゃん いつまで続けるの気なの?王女殿下の影武者なんて」
そう。フェルディにとって、もっともお金になる仕事とは王女殿下「シレイネ」の影武者なのです。
そして今回もまた陛下から身代わりの依頼が。
しかし、その仕事はいつもに増して危険が伴うものでした。
「頼む フェルディア 妹の代わりにエルラント帝国に嫁いでくれないか?」
嫁ぐ相手は敵国であるエルラント帝国の第三皇子「黒龍公」。
黒龍公と言えば、軍神の化身とも呼ばれる策略家で毒物を好んで収集し毒草園まで仕立てているという。
ゆえについたあだ名が〝毒龍公〟。
この恐ろしい黒龍公がシレイネを人質(嫁)に寄こせと言ってきているのです。
しかし、シレイネは特別な治療と浄室無しには呼吸もできないほどに身体が弱い。
そこでフェルディアに身代わりの依頼が来たのです。
ワルプルギスの夜までなら離縁ができる(ワルプルギスの夜まで、婚礼はおままごとの夫婦期間なので離縁ができる)…
徹底的に嫌われてユナイアに戻っておいでと言う陛下。
しかし、さすがのフェルディアも悩んで返答ができないでいると…
「もし成功した暁には……荷馬車いっぱいのユナイア金貨を与えよう」
「お受けします」
こうして、反射的に承諾してしまったフェルディは黒龍公に嫁ぐことになるのでした。
そして黒龍城――
「旦那さま お待ちしておりました シレイネ=アリステル=ユナイアです」
こうべを垂れ、黒龍公に挨拶をするフェルディア。
しかし
「久しいな シレイネ」
「えっ」
次の瞬間、フェルディアは首に剣を突きつけられて身動きを封じられてしまうのでした。
嫁いだ日に剣を突きつけられ…そして首を絞められたフェルディアは、さっさと離婚するために「召し使いフェル」で黒龍公の弱味を掴むことに。
しかし、相変わらずシレイネ姫の姿の時は冷たいものの、召し使いフェルの時には優しい笑顔を見せる黒龍公。
本当の黒龍公はどっちなの…?
そんな時、ある事件が起こり―――。
感想
シレイネ姫(フェルディア)が召し使いフェルだと、途中で気付いた黒龍公。
そうとは知らず、フェルディアは黒龍公に(弱味を掴むために)
「結婚したばかりの妻に わざと辛く当たる夫の心境について」
と質問したり、黒龍公は黒龍公で分かっているのに
「悪巧みの進捗はどうだ?」
などと聞いたり…二人のやり取りが面白いです。
もちろん、シレイネ姫の時は徹底して冷たいのですが、これには事情あり。
ようやく事情が解決した後のシレイネ姫(フェルディア)に甘い黒龍公にギャップ萌えです!!!(引用元:兔ろうと 夕鷺かのう 山下ナナオ「(仮)花嫁のやんごとなき事情~離婚できたら一攫千金!~」より)