見た目はヤンキーだけど品行方正な勝呂。
実は勝呂も「青い夜」の被害者でした。
たくさんの死者を出した「青い夜」…その全貌が明らかになります。
そんな2巻のあらすじと感想(ネタバレあり)です!
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あらすじ
祓魔師になるために、祓魔塾「訓練生」となった燐だったが、授業中に居眠りをしては怒られ、テストを受ければたったの2点。
見た目はヤンキーだが品行方正で成績優秀、京都の由緒あるお寺の跡継ぎ「勝呂竜士」は、そんな燐を快く思っていなかった。
そしてついに
「俺はな 祓魔師の資格を得る為に本気で塾に勉強しに来たんや!!
塾におんのは みんな真面目に祓魔師目指してはる人だけや
お前みたいな意識の低い奴 目障りやから 早よ出ていけ!!」
「な…何の権限でいってんだ このトサカ 俺だってこれでも一応目指してんだよ!」
それ以来、互いが気に入らない燐と勝呂は授業中でさえも何かと張り合うようになった。
そんなある日、燐は志摩と子猫丸から勝呂の野望と過去について聞かされる。
「坊はね 『サタン倒したい』いうて祓魔師目指してはるんよ」
「!!!!」
「坊は『青い夜』で落ちぶれてしまったウチの寺を再興しようと気張ってはるだけなんです」
「『青い夜』????…なんだそれ?」
「………えーーー知らんの?はぁ~珍しいなぁ……」
青い夜―――それは16年のこと。
サタンが有力な聖職者を大量虐殺した日のことだった。
勝呂の父「和尚」の弟子である志摩と子猫丸が聞いた話によると、力のある祓魔師達がサタンの証である青い炎をふきながら
身体中から血を流し死んでいったという。
当時、まだ修行僧だった勝呂の父は命が助かり寺を継いだが
一日で坊主が変死した寺を皆が気持ち悪がり、檀家も参詣者も減ってしまったのである。
それ以来、すっかり廃れてしまった勝呂の実家。
勝呂はそんな実家を再興するために、原因となったサタンを倒したいと考えているのだ。
同じ目標を持つ燐と勝呂。しかし、勝呂は先生からの一言で燐のことを誤解してしまい――…
一方、しえみは同じく訓練生である「出雲」「朴さん」と友達になるために奮闘していた。
今まで友達がいたことがなかったしえみは、挨拶さえも上手くできない。
しかし、ついに勇気を出して――
「わ 私とおおとお友達になってください!」
「はぁ?」
「わ 私友達がいたことがなくて……」
「……ふぅん」
しえみの申し出に悪い表情を浮かべる出雲。
しえみには友達になってもいいと答えたものの、実際はパシリに使うのだった。
カバンを持たせたり、フルーツ牛乳を買いに行かせたり…あまりの酷さに、出雲に注意をする朴さん。
幼なじみで唯一の友達「朴さん」に「そんなのおかしいよ 私は好きじゃない」と言われ
動揺してしまった出雲は召喚した百狐に――…!!(引用元:加藤和恵「青の祓魔師」より)
感想
ここでは出雲のことを書こうと思います。
少しあらすじに出雲について書きましたが、これだけ見ると本当に嫌な奴。
実は出雲は誰の事も信用できないし(朴さんは唯一の友達ですが、核心に触れる話をしていません。もう少し後に分かるけど)、頼ることができません。
というよりも、信用したり頼ることが恐い…という感じ。
それは、出雲の過去にあるのですが…それのせいでこういう性格になっているのです。
だから出雲は本当の嫌な奴ではありません。出雲の過去が描かれた13巻~14巻は本当に泣けるので!!