青の祓魔師22巻のネタバレあらすじ&感想です。
燐と雪男の義父「獅朗」の過去が明らかになります。
それは衝撃の真実で…。
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あらすじ
燐の暴走を止めるために力を使い果たしてしまった「しえみ」は床に伏せていた。
神木出雲が心配そうに見つめるなか、目を覚ますしえみ。
「どうなった?雪ちゃんはもう……いないんだよね………燐は?」
「フェレス卿が監禁してるはずよ」
燐が監禁された原因――あの時のことを二人は語る。
「…あの時、本気で死ぬかと思ったわ――今 思い出しても震えが止まらない。あいつはまるで別人だった」
「…でも気を失う時に『みんなよかった』って…きっと私達が殺されそうになる寸前でなんとか戻ってくれたんだと思う」
戻ってきてくれてよかった…燐がいなくなってしまうと思って怖かった…そう呟くしえみに出雲は
「……あんたって本当に奥村燐が好きなのね」
「…わ…たし 燐が好き?」
出雲の言葉に初めて自分の気持ちに気付き、泣き出すしえみ。
始めこそ、燐への想いに気づけなかったことを泣いているのだと思った出雲だが、涙の理由が別のところにあることに気付いてしまう。
「いっつも人より遅れてる…!今頃 気付いたって もう遅いのに……」
もう遅い…?遅いとはどういうことなのか、しえみの正体は一体何なのか…そう、しえみに問い詰める出雲。
しかし、そこにヴァチカン本部賢座庁の者たちが現れる。
突然の訪問に驚きを隠せない出雲と顔を強張らせるしえみ。
実は、この賢座庁の者たちはしえみを迎えに来たのだ。
「世界の混沌を鑑みて お母様と我々賢座庁も御身を案じております。今すぐヴァチカンへいらして下さい」
「……はい」
こうしてしえみは、止める出雲に涙ながらにお礼を伝え、去って行くのだった。
一方、燐は全てを知るために「神隠しの鍵(獅朗の形見)」で過去へ行くことを決意する。
「この旅が悲劇の旅になるということを忘れないように」
こうして、過去に旅立った燐は全ての始まりである獅朗の幼少時代に降り立つことに。
しかし、そこで知った真実は衝撃なものだった。
悪魔の器を作るための実験体――雪男が残した言葉の通り、獅朗は実験体…言わば悪魔への生贄だったのだ。
その背景には、メフィストの兄「ルシフェル」の存在があった。
ルシフェルは朽ち果てていく体を手放すことをせず、完全な肉体を手に入れるために決して諦めなかった。
それは傍目から見ても、もはや狂気。
しかし、ブチ切れたら誰も止めることができないルシフェルをどうすることもできなかったのだ。
獅朗はこのルシフェルの狂気を鎮めるための実験体だったのである。
最初こそルシフェルの新しい憑依体を造るためのクローンが造られたが失敗に終わり、エリクサー(不老不死薬)の実験に移行した。
獅朗はこのエリクサーを試されて死んでいくモルモットだったのである。
そういったこともあり、獅朗の性格は尖っているどころか〝破滅的〟だったのだ。
そんな獅朗が、全く真逆の考え方を持つユリ・エギンに出会って―――。(引用元:加藤和恵「青の祓魔師」より)
感想
1巻で見た藤本獅朗(燐と雪男の養父)はちょい悪オヤジみたいな感じでしたが、幼少期は随分と印象が違います。
辛いことしかなかったからか、ホームレスだけど愛されていたユリ・エギンとも考え方が合わず暴言を吐きまくり。
この人が変わっていくきっかけはユリ・エギンなんだろうか。物凄く仲が悪いように見えるので想像がつきません。
さて、そんなユリ・エギン。
あらすじには、ユリ・エギンのことは書いていませんが、本編ではユリ・エギンが何故サタンの子を宿したのか、勘のいい方なら分かるような描写がありました。
次巻で、もう少し内容が分かると思うので楽しみです。