小畑さんちのブログ

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「さんさん録 」ネタバレあらすじ&名言

この漫画は「この世界の片隅に」を描いたこうの史代先生の作品です。主人公は渋くて時にはお茶目な「参さん」。

妻を亡くした参さんが息子夫婦+孫と同居生活をスタートさせるところから始まります。妻が遺したノートを頼りに悪戦苦闘の主夫人生!ほっこりしたり、ほろ苦ったり…そして新しい恋?そんな日常が描かれています。

今回はこの漫画から名言を二つ。両方ともその背景込みで心に残る台詞なので、背景についても書いていこうと思います。

今すぐ読む「さんさん録」

心に残る台詞1「アテにしてるわ 参平さん これからずっと目の届く所に居ながら あの人がシアワセではないのは わたし許せないから」

「アテにしてるわ 参平さん これからずっと目の届く所に居ながら あの人がシアワセではないのは わたし許せないから」

この台詞は仙川さんから参さんへの台詞です。仙川さんというのは、参さんの息子「詩朗」の引き抜きを担当している女性。

実は参さん、仙川さんが詩朗を引き抜こうとしているとは知らず、偶然に目撃してしまった二人の様子から不倫を疑っていました。

そして、あろうことか詩朗を待っていた仙川さんのところへ出向き、道に迷ったふりをして仙川さんを長野県送りに。

その後、参さんは再会した仙川さんにボコボコにされるわけですが(故意に長野県送りにされたため)、何だかんだ言ってよく会うようになります。

仙川さんと詩朗は不倫関係ではなかった…であるとしたら、仙川さんと新しい恋?と思いきや、そんなに甘くはない。

ある日、参さんは見てしまうのです。仙川さんの手帳に挟まれていた「詩朗」の写真を…。

さて、仙川さんの事情を説明したところで心に残る台詞に戻ります。

実は2巻で、ある事情により…詩朗の妻「礼花」は娘と夫を残して実家に帰ってしまいます。

最初こそ仙川さんには、その件を話さないつもりだった参さんでしたが(仙川さんが詩朗のことを好きなのを知っているので)意を決して話します。この台詞はその話を聞いた後のもの。

これは私の解釈になりますが、仙川さんは詩朗から仕事関係以上に思われていないことをよく理解していて、自分にはどうすることも出来ないことも分かっている(例え、詩朗が離婚したとしても自分のところに来ないことも分かっている)。

だから…せめてシアワセであってほしいということではないでしょうか。そして、それを参さんに託したということでしょう。

さて、こんな複雑な想いを抱えている仙川さんですが、2巻の最後では参さんとの距離が近づきます。参さんを通して詩朗を見ている気もしますが、二人の恋が始まったらいいなと思いました。

心に残る台詞2「おめでとう いうて喜ばれる覚悟ができたけぇ」

「おめでとう いうて喜ばれる覚悟ができたけぇ」

これは詩朗の妻「礼花」の台詞で参さんへ向けたもの。先ほど仙川さんのところで、礼花が実家に帰ったと書きましたが、実は妊娠したため帰ったのです。(誰も事情を知らなかった)何故、実家に帰ったのか…それは次の台詞から分かります。

「赤ちゃんができました。お父さんは憶えとってない思いますが 乃菜が生まれる時ぁ大ごとでした。おかあさんにも付き添って貰うて結局二ヶ月も入院した。起き上がっては吐くだけで毎日が過ぎて このまま死ぬんだと思いました。あん時 死ぬなら ここの海をもっぺん見ときたい思うた。じゃけえ戻ってきました。本当に死なないとも限りません。あの花屋にも今度こそ戻れんでしょう」

「それでも「おめでた」なのですよね。おとうさんがうちに居場所を見つけてくれたように 見も知らぬこの子がこの世に来て かけがえのない人に育ってゆくのに立ち会いたくて仕方ないのだから」

死ぬかもしれない…だから礼花は実家に帰ったのです。おめでとうって喜んでもらう覚悟を決めるために。出産をするということは本当に命がけ。この礼花の台詞には共感する方も多いのではないでしょうか。あー…、これを読んでいたら実家に帰りたくなってしまいました。(引用元:こうの史代「さんさん録」より)

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さんさん録 1

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