小畑さんちのブログ

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「奥さんを殺したのはお前だな?」虚構推理7巻 あらすじ&ネタバレ感想

前回書いた「鋼人七瀬」の事件は、かなり長めのお話でしたが、7巻で描かれている事件は話ごとで解決します。

「よく行く店」「ヌシの大蛇は聞いていた」「うなぎ屋の幸運日」の3話が収録されていて、岩永琴子にしかできない解決方法が見物です。特に「うなぎ屋の幸運日」はゾッとする感じでオススメです

漫画「虚構推理」を読む。

よく行く店

十年前、先代である父親が亡くなり喫茶店を継いだマスター「平沢大地」。商売は順調。しかしマスターにはある悩みがあった。

「何かが足りない」

父親がカレーの隠し味に使っていた材料がどうしても分からないのだ。

そんなある日、常連である九朗が新しい彼女・岩永琴子を連れてやって来る。

しかし、どうやら上手くいっていないよう。

岩永琴子に対する九朗の発言があまりにも辛辣だからだ。

それ以降、九朗と琴子はたびたび店を訪れてくれるようになる…がある日、二人は大喧嘩に。

九朗の元彼女「サキさん」と通っていた店だと知った琴子が、店に対して不用意な発言をしてしまったからだ。

翌日…

「先日は大変失礼な発言をして申し訳ありませんでした。あれはもののはずみで、いつもおいしゅういただいております」

一人、謝罪に訪れた岩永琴子。しかし、それに続く言葉にマスターは衝撃を受ける。

「お父さんがカレーの隠し味に使っていた材料 W社が出していたウィスキーチョコレートです」

「ど どうしてきみがそのことを?なんの手がかりも掴めなかったのに」

「初歩的な推理ですよ」

「推理…!?とは…!?」

ヌシの大蛇は聞いていた

「人間はなんと恐ろしいことを考え行う生き物か」

ヌシ様からの依頼で山中にある築奈沼に訪れた岩永琴子。

その依頼とは…

「沼で発見された他殺死体――…何故犯人はこのような山中にわざわざ死体を運び、沼に捨てたのか」

について知りたいというもの。

この事件は約一ヶ月前に遡る―――…一ヶ月前、この築沼で男の死体が発見された。

発見当初は山に登った男が誤って沼に落ち水死したと思われていたが、とても山登りに来たような格好ではなかったという。

さらに死体には刃物で刺された後があり、殺人事件であると断定された。

その犯人は谷尾 葵(30歳・女)。

殺害動機も明らかになっており、死体を山中まで運んだ理由は、沼や山中に死体を隠すため、もしくは発見を遅らせるためだと考えるのが妥当である。

しかし、ヌシ様は見ていたのだ。

谷尾 葵がなんの重しもつけずに無造作に死体を沼に落としたところを。

さらに彼女は死体を沼に落としておきながら「うまく見つけてくれるといいのだけれど」と呟いたという。

発見を遅らせたいのであれば普通は重しをつけるはず。

しかも、このような山中にわざわざ運んでおきながら早く見つかることを望むような呟きをしている…。

ヌシ様は犯人である谷尾 葵の言動があまりにも不可解で岩永琴子に依頼をしたのだ。

不可解なこの事件、ことの発端は5年前に発見された二人の遺体。

岩永琴子は知恵の神として読み解いていく――…!!

うなぎ屋の幸運日

とある高級うなぎ屋で向かい合って食事をする二人の男性「十条寺」と「梶尾」。

彼らが注目したのは、うなぎ屋でひとり特上うなぎを食べる、高校生…いや中学生にも見える杖をついた異質な少女だ。

「あれは何なんだろう?」

「何なんだろうな」

「あの娘がこの店に来た理由を限られた情報から推測するのは難しい。逆に考えてみるんだ。なぜ俺達はこんな奇異な現象に遭遇したのか」

そう語り始めるのは十条寺だった。

十条寺は言う、この現象は何かの兆しだと。

そして、うなぎが表しているものと異質な少女・岩永琴子から導き出されるものは「虚空菩薩がその知恵の宝剣で罪から逃げる者をとらえ切腹に追い込むのを暗示している」のだと。

十条寺のうんちくを感心しながら聞く梶尾。

すると十条寺は突然衝撃の言葉を口にする。

「梶尾 お前 奥さんを…雪枝さんを殺したな?」

梶尾の妻が亡くなったのは半年前の夜。

強盗に襲われ、突き飛ばされたことが原因で頭を強打し亡くなったとされていた。

しかし、十条寺はあることから梶尾が犯人ではないかと疑っていたのだ。

それは、奥さんの死後の梶尾の様子にある。十条寺は言う、心労で不眠になり身を細らせたことが何よりの証拠だと。

しかし――…。

結局、梶尾は犯人ではないという結論で話は終わり、店を出る梶尾と十条寺。

再会を約束し一人歩く梶尾だったがそこに噂の渦中にあった異質な少女が話しかけてくる。

「少しいいですか。梶尾隆也さん。あなたへちょっと頼まれ事をしたもので 少しお時間をいただけますか?」

彼女が語るのは信じがたい真実で―――…。

ネタバレ感想

個人的に好きな話は最後の「うなぎ屋の幸運日」でした。

少し補足すると、梶尾はものすごい独占欲が強く束縛をする男性だっため、それに嫌気がさしていた奥さんは離婚をしようとしていました。

そこで、十条寺は思ったのです。

「奥さんを誰かに取られるくらいなら殺してしまおうと梶尾は考えたのではないだろうか」

と。

結局、十条寺の結論としては「梶尾は犯人ではない」となりますが、真実は意外な形で発覚します。

その真実を暴くのは、もちろん、二人と同じ店にいた岩永琴子。

十条寺は岩永琴子が店内にいたことで、これは自分に「梶尾を告発しろ」という意味だと捉えたようですが、実際は…笑

ご令嬢がなんと卑俗な…笑(引用元:原作 城平京 漫画 片瀬茶柴「虚構推理」より)

↓試し読みはこちら。

虚構推理 7巻

虚構推理 7巻