ついに今回、ファリンを食べた炎竜(レッドドラゴン)と対峙します。
ライオスたちが炎竜を追っていたのは復讐ではなく、消化される前にファリンを助け出すことなのですが…果たして間に合うのか。
4巻のあらすじと感想です(ネタバレあり)。
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あらすじ

本当に竜に勝てる?不安になるマルシル
ようやくオークの集落に辿りついたライオスたちは黒こげになった魔狼(ワーグ)を見て、つい最近も集落に炎竜が現れたことに気付きます。
火の息に焼かれ倒れている魔狼…その姿を見てマルシルは
「…ね ねぇ 前に言ってたよね。竜はたまにしか活動せず ほとんど寝てるって。でもオークの話やこの状態を見てる限り…あれからずっと動き続けてて…多分今もそのへんをうろついてる。眠ってる竜になら勝てたかもしれないけど…今の私たちで本当に倒せるかな? もしまた負けたら……もう消化されてたら……」
と不安を口にします。
そんなマルシルを落ち着かせるライオス。そしてひとまず作戦を立てようと提案するのでした。
しかし、3人(チルチャックは戦えないので)になってしまった今、以前と同じ方法は使えない。
そこで考えついたのは、竜自体を狙うのではなく建物を爆破させるというものでした。
竜が真下を通る瞬間に建物を爆破して下敷きにさえしてしまえば勝機が見える…
ライオスたちは早速、逃げ回るルートの下調べをし戦う体制を整えることに。
そして下調べが終わり、食事をしていると――!!!
間に合わなかった。ファリンの姿は…
ズシン
という大きな地鳴りが!!
「炎竜が戻ってきた!?」
巨大な炎竜を前に不安になるマルシル。
そんなマルシルにライオスは
「大丈夫。この4人でここまで来たんだ。」
と声をかけます。
そして、作戦通りにマルシルは例の位置に、ライオスたちは竜をおびき寄せることに――!!!
ライオスたちは逃げ回り、マルシルは例の位置で炎竜を待ち構える…少し誤算はあったものの無事に炎竜を建物の下敷きにします。
しかし――
(に 逃げやがった!くそっ、ケン助……やはり所詮魔物……!)
ライオスの剣でトドメをさして倒すはずが、まさかのライオスの剣(魔物付き)が逃げたのです。
トドメをさすことができず、復活してしまう炎竜。
センシとチルチャックが倒れてしまい、打つ手がなくなってしまったライオスはある策に覚悟を決めて一人炎竜に立ち向かいます。
その策とは―――自身の身体を投げ出すこと。竜の牙に自身の身体を噛ませて――!!!!
「―――――ッ」
「うおぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
左足を失ってしまったものの、炎竜を倒したライオス。
しかし、決死の覚悟で炎竜を倒したのにも関わらず、胃の中から出てきたものは――…
「ふぁ……ファリン………?」
間に合わなかったのか…出てきたものはファリンの杖と頭蓋骨で――…。(引用元:九井諒子「ダンジョン飯」より)
ネタバレ感想
結論から言うと、ライオスたちはマルシルの罪によって生身のファリンとの再会を果たします。
実はマルシルにはライオスたちにずっと隠していたことがあって、そのおかげでファリンと再会することができました。
しかし、これが後々に大問題を引き起こしてしまいます。
実際、マルシルのやったことには「あんなことになってしまうほどの力」はないのですが…
ダンジョンにかけられた呪いと重なり合ってしまうのです。
ただ、ファリンと再会したライオスの表情にはグッとくるものがありました。
4巻にはファリンとライオスの幼少期の話も収録されているので余計に泣けると思います。