脇役同士のピュアな恋。
恋が実るまでに時間がかかるかなと思っていましたが…急展開です♡
同じバイトの金子さんの話で、自分の恋心に気付いた入江くん♡
今回は入江くん目線の話が多かったんですが、いつもクールで冷静な人が照れている姿ってキュンとしますね♡
奥手同士のささやかな恋…ゆっくりだけど少しづつ近づいていく二人の距離。
読んでいると、こちらまでドキドキしてしまいます笑
そんな2巻のあらすじと感想です(ネタバレあり)
あらすじ
「で いつから好きなの?」
突然、同じバイトの金子さんに田中さん(信子のこと)のことをいつから好きなのかと聞かれ戸惑う入江くん。
(田中さんは 同じ年の大学2年生で一年ほど一緒に働いている。ただそれだけの関係なのに…何がどうしてこんな話に…。
この金子さんというバイトの先輩は俺が田中さんを好きだという前提で話をしているが…なぜそんな勘違いを…)
そう思いながら、
「そういうのよく分からないんで…。そういった感情は持ち合わせてないかもしれません。特に必要ありませんし」
と答える入江くん。そんな入江くんに金子さんは、いざっていうときの為に恋とは何かを語ります。
恋――それは誰かの事を考えてニヤニヤしちゃったら…それが恋。
金子さんの話を聞き
「…何か気持ち悪いですね 恋って」
と怪訝そうな顔をする入江くん。
そして片付けの続きを始めるのですが、ダンボールを運ぼうとすると足元にクローバーが。
クローバーを見て入江くんはあることを思い出します。
それは信子のことで――…
店で起きた信子の一件に、懐かしい…と思いながらクスッと笑う入江くん…そこでハッとします。
先ほどの金子さんの言葉を思い出し…口を押さえ赤面し――…
「………マジか」
――もしも これが恋だとしたら いつから どれだけ前から俺は 君に恋していたんだろうか――
その翌日、新人「安部さん」がみんなで水族館に行こうと言い出します。
金子さんに頼まれて信子は入江くんを誘うことになるんですが、色々なことが頭を駆け巡り悩み始める信子。
しかし、そんな信子に名案が浮かびます。
「そうだ!こういう悩みの為の本があるかも!」
そう思った信子は早速本屋へ行くんですが…そこに、まさかの入江くんが!!
思いがけず入江くんがいたことで咄嗟に隠れる信子。
(び…びっくりした―――!!でもこれってチャンスだよね)
水族館に自然に誘えるチャンス…そう思う信子ですが、緊張のあまり声をかけられない理由ばかりを探してしまい――…
(あ…入江くんが帰っちゃう…)
(…そういえば、いつもそうだった。立ち止まって見過ごして通り過ぎてしまったことにほっとして…)
入江くんの背を見つめ、うつむく信子。
しかし、
(ひとりになって落ち込むのなら…)
と勇気を振り絞り入江くんを追いかけて――…。(引用元:田中茜「モブ子の恋」より)
ネタバレ感想
冒頭にも書きましたが今回は本当に急展開でした♡
その後、信子は勇気を出して水族館に誘うことができたんですが入江くんの「確認」が可愛い♡
これは、もし返事がノーだったら入江くんは多分…行かなかったということですね。
そして…水族館での出来事により、さらに発展します。
そうです、二人でデートに行くことになるのです。
二人にとって人生においての初デート…
まだ、お互いがお互いの気持ちを知っているわけではないから「また」「今日」「みんな」というワードを気にしちゃいます。
すごくよく分かる笑
あ、このデート編に入江くん目線の描写がガッつりあります。
二人で見に行く映画の情報を集めて「ハンカチを忘れないように」とメモをしたり、姿勢や手の位置がよく分からなくなったり…笑
クールで完璧なイメージがあったのでギャップ萌えでした♡
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