自分の進路について何も考えてこなかった影野。
漫画家…占い師…?どれも自分が働いているイメージがわきません。
そんな中、光永さんに「影野のおかげで自分の夢を見つけたんだ」と告げられます。
そして、影野もまた光永さんと出会ったことで自分の夢を見つけることに。
しかし、この進路希望で二人は別れの危機に直面してしまい――…。
そんな9巻のあらすじと感想(ネタバレあり)です。
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あらすじ(ネタバレあり)
ついに…ついにこの時が来てしまった…っ!!
進路希望調査票――…。
ついこの間まで進路のことなんて全く頭になかった影野は、何て書いていいのか進路希望調査票を手に悩みます。
そこでみんなにリサーチをすることに。すると…意外にも、みんなちゃんと考えていて…
(これはヤバイんじゃ…っ)
さらに焦り出す影野。職業の本を読み漁り、看護婦…漫画家…占い師…と、働いている自分をイメージをしてみますが…
(ダメだ…なんにもなれる気がしない…っ。どうしよう…っ!)
そんな影野でしたが、唯一やりたいことを思い出します。
それは「光永さんと同じ大学に行くこと」。
しかし
光永さんの希望大学はレベルが高く、死に物狂いでボロボロになってまで勉強したのに結果は惨敗。
落ち込む影野に、光永さんは『自分が夢を見つけることができた理由』を教えてくれます。
それは影野と出会ったことがきっかけで…。
この一件により、「本当に自分がやりたいこと」を見つけた影野。
これで一安心かと思いきや…
あることをきっかけに、
成績優秀な光永さんに期待するスパルタ教師「津崎先生」から
「あなたは光永さんの足をひっぱっているという自覚がおありになりますか」
と言われてしまいます。
このままでは自分のせいで、光永さんが志望校に行けなくなってしまうかもしれない…
そう思った影野は、光永さんに
「距離をおいたほうがいいと思うんです…」
と青ざめながら告げるのでした。
影野の様子から津崎先生に何かを言われたのだと気付いた光永さんは、津崎先生の元に向かい―…
「オレは影野とつきあってることが受験にひびくとは思ってません。」
と伝えます。
すると、津崎先生は―…
「あなたがそこまで言うのなら証明してもらいましょう。あなたの前回の全国模試では志望校はギリギリB判定ですね。これを来月の全国模試でA判定をとってもらいます。」
「もしできなければ、影野さんとのおつきあいをやめていただきます」
この条件をクリアできなければ、影野と別れることになるかもしれない…
しかし
光永さんは「影野が一緒にいるから頑張れる」ということを証明するために受けてたつのでした。
それからというもの、光永さんは影野とのことを認めてもらうために必死で勉強をします。
学校の休み時間、登校中、そして家でも…来る日も来る日も勉強に時間を費やす光永さん。
そんな光永さんを影ながら応援する影野でしたが―…まさかの展開が待ち受けていて―…!!(引用元:北川夕夏「影野だって青春したい」より)
感想
無事にA判定を取って、認めてもらう流れかと思いきや
まさか、光永さんがA判定を取れないとは…!
実は影野のせいで…とんでもないことになってしまったのです。
影野はそのことが原因で思いつめてしまい、光永さんに「会わない」と決意するわけですが…
また一波乱あり、最終的にミニ津崎になります笑
影野って、真っ直ぐすぎてとんでもない行動を取るんですが、そこがとても魅力的だなと思いました。