高嶺さんんへの気持ちを認めざるおえなくなってきた花。
しかし、そんなこと絶対にバレてはいけない!
だって、これは「お見合い」なんだから。
「駆け引き」を続けるための駆け引きをするために花は――…。
今回はそんな7巻のあらすじと感想を書いていきます(ネタバレあり)。
あらすじ(ネタバレあり)
花のサポートにより、徐々に本来の「めんどくささ」を取り戻してきた高嶺さん。
しかし、全てを失ったことで高嶺さんは気付いた事がありました。
それは花のことで―…。
ある日、高嶺さんの部屋にルチアーノがやってきます。
以前会った時よりも顔色が良くなったことを喜ぶルチアーノ。
「花ちゃんのお陰だね?」
「物好きな女だ」
ここでルチアーノは高嶺さんの過去を踏まえて花の事を語ります。
高嶺さんが今までどのような理由で言い寄ってくる女を振ってきたのか…
それは紛れもなく自分自身の価値を否定するものだったとルチアーノは言います。
そして、そんな過去を打ち砕くような花の存在をビビッてないで受け入れるようにと伝えるのでした。
ルチアーノの話に考え込む高嶺さん。そして―…。
一方、花は高嶺さんへの気持ちを認めざるおえなくなっていました。
しかし…
(絶対にバレるわけにはいかない!!!)
そうこれは、「お見合い」なのだから。
いかに「駆け引きを続けるか」という駆け引き――何としてでも屈服してはいけないと思う花は―…!
両親の他界…優しかった兄の豹変…独りぼっちで傷ついた少女は昔の兄の優しさを求め、“おにいちゃん”をレンタルする―――お金で。「レンタルでも、私は“家族(ぬくもり)”がほしい。」
感想(ネタバレあり)
高嶺さんとルチアーノの会話は短いシーンなんですが、そのシーンに
「なぜ高嶺さんが花とのお見合いを続行したのか」「何故2巻で大ボスにあんなことを言ったのか」
そして「
全てを失った時に花を拒絶してしまった理由」
…全てが集約されている気がしました。
さて、7巻では高嶺さんがプレゼントとして自分のアパートの鍵を花に渡すのですが、この漫画を読み始めて初めてキュンとするシーンがありました笑
そのシーンがこちら!
「私、汚すかもしれませんよ」
「注意しろ」
「何か壊すかも」
「怒る」
「カップ麺食いちらかしますけど」
「一個は残せ」
「マンガとか…色々持ち込むかも」
「そしたらそれは…半分俺のだな」
この最後の高嶺さんのセリフ、すごく良い♡
鍵を渡すということはそういうことですもんね。
花もドキッとしていましたが、これは誰しもがするんじゃないかな~。(引用元:師走ゆき「高嶺と花」より)