全てを失い「廃人」になった高嶺さん。
拒絶された花は落ち込みますが、おかモンの一言により目が覚めます。
高嶺さん…お金持ちがゆえのこじれがあるようですね。
今回はそんな6巻のあらすじと感想です(ネタバレあり)。
あらすじ
高嶺さんとの勘違いサプライズ付きクリスマスの一件で、
花は自分の気持ちに気付き始めます……が、それは花にとって絶対にあってはならないこと。
(そんなわけないもんは、そんなわけないんじゃ)
と自分を戒めるのでした。
そんなある日、突然高嶺さんからの連絡が途絶えてしまいます。
LINEを送っても返信なし、家にも来ない…そんな高嶺さんを心配する花。
高嶺さんの身に何があったのか…それは霧ヶ崎からの話で知ることになります。
「左遷されてボロアパート暮らし!?」
実は高嶺さんはお金も地位も名誉も全て失っており(没収された)、現在はボロアパートに住んでいたのです。
霧ヶ崎から教えてもらった高嶺さんの住処に足を早める花。
途中でバッタリと廃人と化した高嶺さんと出くわすのですが、逃げられてしまいドアに鍵をかけられてしまいます。
ドア越しに語りかける花。
「私にできる事があったら言って下さい」
そう伝えますが…
「お前みたいなガキに助けてもらおうなどと思ってない。居られても困る」
と拒絶されてしまうのでした。
(高嶺さんがピンチの時に押しかけてもらえない自分って何なのかな…。)
と落ち込む花。
しかし、おかモンの一言で目が覚めて―…。(引用元:師走ゆき「高嶺と花」より)
感想
全てを失ってしまった高嶺さんですが、花を拒絶したのには理由がありました。
その理由は花に頭突きをされるほどの理由なんですが…ただ高嶺さんの気持ちも分からないでもない。
勝手な推測ですが高嶺さんは愛されるとか大事にされるということが、どういう事なのかが分からないんじゃないかな。
もしくは自分に自信がないとか…お金持ちだけど親族関係が大変そうですしね。
さて、拒絶されてしまった花は相当落ち込むんですが、おかモンがかなりいい働きをします。
おかモンだって花の事が好き(なはず)ですし、高嶺さんがいなくなった方が嬉しいんだろうけど「男・おかモン」は違いましたね。
好きな人が辛そうにしているのを見たくないというところでしょうか。
この話ではちょっとしか出てこないのに、かなり印象に残りました。おかモン良い男だな~。