小畑さんちのブログ

マンガやラノベなど好きなものについて書いています♡

【号泣・悲恋】うせもの宿2巻~3巻ネタバレあらすじ&感想

――未練を残した人間が訪れるという「うせもの宿」。誰もが複雑な事情を抱えて…あの門をくぐる――…

疲れてお軽さんの膝で眠る女将さん。お軽さんは、かねてから疑問だったことを番頭さんに問います。それは…

「何故女将さんは自分の探しものをしないのか」ということ。

実は、このうせもの宿には探し物が見つかるまで出られないというルールがあります。見つけられない者は探しながらうせもの宿の従業員として働く…それは女将さんだって例外ではありません。

ある日、銀行強盗が客人として訪れます。犯罪者の探しものを見つけてあげた女将さん。すると、従業員である准が「何故、悪人の探しものを見つけるのか、自分の探しものを見つけてくれよ」と怒鳴ります。このことをきっかけに女将さんのある秘密が明らかになります。それは―…

「女将さんには記憶がない」

ということ。つまり、探しものを探したくても探すものが分からないということです。シーンが変わり、番頭さんと女将さん。番頭さんは「お軽さんから何故女将さんが自分の探しものを探さないのかと訊かれました。何しろあなたは人の探しものを見つけてばかりだ」と伝えます。 すると女将さんは「誰に何と思われても構わない。探しものに手を貸すことはただの暇つぶしだ」と答えます。暇つぶし…その言葉を意味深に反芻する番頭さん…するとまたもや、マツウラが客人を連れてきた合図が鳴ります。

マツウラのことが大っ嫌いな女将さんは嫌々、門のところまで客人を迎えに行きます。悪趣味な冗談を言って女将さんを怒らせてしまうマツウラ。去っていく女将さんを見つめるマツウラに番頭さんは言います。「もう少し優しくしてあげればあそこまで嫌われることもないのに」と。するとマツウラは切ない表情を浮かべながら…

「優しくしたところで手も届かないこの距離じゃあ…まだ俺の存在が彼女の心に強く残る方がいい。いっそ嫌われた方が…マシだ」 と答えるのでした。

―嫉妬、執着、憧憬、矜持、欲望、そして恋―

そういう感情が人間をこの宿に導くんでしょうかねぇ…と笑う番頭さん。その後、女将さんのことをいつも優しく見守っていたお軽さんが宿を出ることになります。さすがに寂しそうな表情をする女将さん。そんな女将さんの姿を見て、番頭さんは一人つぶやくのでした。

「――これだけ 辛い思いをされても記憶を戻されないということは、あなたの覚悟は相当強かったんですねぇ…紗希さん」

と。

女将さんこと紗希とマツウラの悲恋が今明らかになり―――。(引用元:穂積「うせもの宿」より)

(感想)

2巻で女将さんの記憶がないことが判明するのですが、実は女将さんは自らが望んで記憶を消しています。全ては愛するマツウラのため…その想いは揺るぎなく強いものだったのですが…3巻ではついに記憶を取り戻してしまいます。記憶を取り戻した時、二人の取った決断が何とも言えない切ない気持ちになりました。試し読みはこちら!

うせもの宿 2

うせもの宿 2